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株高時代の相続対策と家族会議|家系図で家族の全体像を整える

株式市場が高い水準にあると報じられる昨今、「そろそろ我が家も相続のことを考えたほうがよいのだろうか」とお感じになる方が増えています。ご資産の評価額が動く局面に、相続にまつわる制度改正も重なっているためです。

結論から申しますと、今は、ご家族で相続の備えを始めるのに良い機会です。とはいえ、いきなり登記や税の手続きから入る必要はございません。まずは「どなたが、何を、どのように受け継ぐのか」というご家族の全体像を、落ち着いて見える化することから始めると安心です。

この数字は、相続の備えを先延ばしにした結果が、社会全体の課題になっていることを物語っています。本記事では、株高の局面での心構え、生前の家族会議の大切さ、そして家系図と戸籍でご家族の全体像を整える意義を、家系図作成の斉家がやさしくお伝えしてまいります。

INDEX目次

株高の今こそ、相続の備えを始めるとき

株式市場が高い水準にある今は、ご家族で相続の備えを始める良い機会です。ご資産の評価額が動く局面に、制度改正も重なっているためです。まずは登記や税の前に、ご家族の全体像をつかむことから始めると、慌てずに準備を進められます。

斉家は、その土台となる家系図づくりと、戸籍の取得代行で寄り添い続けてまいる所存です。財産の数字や手続きそのものではなく、「どなたが家族なのか」というご家系の見える化から、安心の一歩が始まると考えています。

相続の備えで、まず把握したい3つの全体像

ITEM 01
家族の全体像
どなたが相続人になるのかを把握します。
ITEM 02
家系の全体像
戸籍と家系図でご家系を見える化します。
ITEM 03
想いの全体像
心の相続を、家族会議で言葉にします。

なぜ今、備えが大切なのでしょうか

ご資産の評価額が上がりやすい時期は、相続の場面で考えるべき要素も大きくなりやすいものです。だからこそ、評価や手続きに追われる前に、ご家族の現状を穏やかに把握しておくことが安心につながるものです。

加えて、2026年は相続と登記の制度が変わる年でもございます。先延ばしにしていた備えを見直す、ちょうどよいきっかけと捉えていただければと思います。今だから言える話ですが、私自身、母を亡くしたとき、慌ただしさのなかで「もっと早く家族で話しておけば」と感じた経験がございます。

斉家ができること・専門家にお任せすること

斉家は行政書士として、家系図の作成と、お客様の委任状にもとづく戸籍の取得代行を承っております。一方で、相続登記は司法書士の先生、相続税は税理士の先生の専門領域です。

私たちは、ご家族の全体像を見える化する「入口」の部分を丁寧に支え、登記や税が必要な場面では信頼できる専門家の先生をご紹介いたします。お一人お一人の想いを受けとめながら、安心して進めていただける窓口でありたいと願う次第です。

2026年、相続にまつわる制度が動いています

2026年は、相続と不動産登記の制度が大きく変わる年です。2月2日には所有不動産記録証明制度が始まり、4月1日からは住所等の変更登記が義務化されます。その背景には、相続登記などが行われず所有者がわからなくなった土地が全国に広がっている現実があります。

つなぎ文:所有者不明土地がなぜ生まれるのか、その原因の内訳を整理いたしました。

所有者不明土地が生まれる主な原因(全国)
主な原因割合の目安関係する手続き
相続の際に名義変更がされなかった約63%相続登記(2024年4月から義務化)
引越し等で住所変更がされなかった約29%住所等変更登記(2026年4月から義務化)

※出典:国土交通省「所有者不明土地の実態把握の状況について」(2024年)。所有者不明土地は全国の土地の約24%に及ぶとされています。

所有不動産記録証明制度と変更登記の義務化

所有不動産記録証明制度とは、ある方が所有している不動産を、全国分まとめて一覧で確認できる証明書を取得できる制度です。たとえば、お父様が亡くなられた際、どこにどんな不動産をお持ちだったのかを把握しやすくなります。2026年2月2日から始まりました(出典:政府広報オンライン/2026年)。

住所等変更登記の義務化は、2026年4月1日から始まります。住所や氏名が変わったときは、変更から2年以内に登記をする義務が生じ、正当な理由なく怠ると5万円以下の過料の対象となります(出典:法務省/2026年)。あわせて、登記官が職権で住所変更を反映する「スマート変更登記」も始まります。

登記の手続きは司法書士の先生と連携します

これらの登記の手続きそのものは、司法書士の先生の専門領域です。斉家が登記を代行することはございませんが、家系図と戸籍でご家族の全体像を整えることで、登記をスムーズに進める準備のお手伝いができます。

制度の細かな要件は今後も変わる可能性がございます。相続法の改正は近年も続いており、外部の専門家による解説でも改正点の確認が促されています(参考:YouTube「相続法改正で大きく変わる相続実務」日本法令)。詳しい登記制度の流れは、別記事「相続登記の義務化と2026年の新制度|ご家族の備え」でご案内しております。

株高で資産の評価が動く局面での心構え

株価が高い時期は、お持ちの株式や不動産などの評価額も上がりやすい局面です。評価額は相続の場面で大切な要素となるため、早めにご家族で現状を把握しておくと、慌てずに準備を進められます。

ただし、ここで一点お伝えしたいことも少なくありません。相続税の具体的な計算は、税理士の先生の専門領域です。斉家は数字の判断には立ち入らず、ご家族が全体像をつかむための家系の整理をお手伝いいたします。

評価額が動く時期だからこそ早めの把握を

評価額が上がる局面では、「いざ相続が起きてから慌てる」という事態を避けたいものです。あらかじめ、どなたが何を受け継ぐ可能性があるのかを、ご家族で共有しておくことが安心につながるものです。

資産をお持ちの方ほど、準備の遅れが思わぬ行き違いを生むことがございます。外部の専門家も、地主や大家の相続対策では準備の遅れが失敗の一因になると指摘しています(参考:YouTube「三矢税理士に聞く!地主・大家の相続対策」)。早めの把握は、ご家族の安心への第一歩です。

税の計算は税理士の先生へ(斉家は家系の整理を担います)

繰り返しになりますが、相続税の計算や申告は税理士の先生にお任せいただく領域です。斉家は、その前段にあたる「どなたが家族なのか」というご家系の整理を、戸籍と家系図で丁寧に支えます。

数字の話は専門家へ、家族の話は斉家へ。そうした役割分担で、ご家族が安心して全体像をつかめるよう、窓口として寄り添い続けてまいる所存です。

生前の「家族会議」が、円満な相続につながります

相続を円満に進めるうえで、生前にご家族で話し合っておくことはとても大切です。話しにくい話題だからこそ、早めに、穏やかな場で言葉を交わしておくことが、後々のご家族の安心につながるものです。

ある調査では、亡くなる前にご家族で相続の話し合いをしていた方は2割に満たないという結果も報告されています(出典:鎌倉新書「相続手続きに関する実態調査2025」)。多くのご家庭で、話し合いが先延ばしになっている様子がうかがえます。

生前の家族会議で話しておきたいこと

どなたがどの財産を受け継ぐ希望か
不動産や口座などのおおまかな全体像
ご先祖様から受け継いだ想い・家訓
お墓・供養・終活の希望
困ったときに相談する専門家の窓口

すべてを一度に決める必要はございません。お互いの気持ちを知っておくことが大切です。

家族会議で話しておきたいこと

家族会議では、どなたがどの財産を受け継ぐかという希望や、ご先祖様から受け継いできた想いなどを、無理のない範囲で話しておくと安心です。すべてを一度に決める必要はございません。

大切なのは、ご家族が「お互いの気持ちを知っている」状態をつくることです。生前対策の現場でも、事前の話し合いと書類の準備が円満な相続の鍵になると、司法書士の先生が解説しています(参考:YouTube「生前対策・相続相談」)。

家系図が会話のきっかけになる理由

とはいえ、改まって「相続の話をしよう」と切り出すのは、なかなか難しいものです。そんなとき、家系図という共通の話題が、自然な入口になることがございます。

ご先祖様の歩みを家系図でたどりながら、「このおじい様はこんな方だった」と語り合ううちに、ご家族の絆や受け継ぐべき想いが見えてくるのです。年配の方々が家系図を夢中でご覧になる姿を、私たちは何度も拝見してまいりました。

心の相続|物だけでなく、想いとルーツを受け継ぐ

相続とは、財産という物だけを受け継ぐものではございません。ご先祖様が歩んでこられた道のりや、ご家族への想いを受け継ぐ「心の相続」こそ、何より大切なものではないでしょうか。

家系図は、単なる記録ではなく、世代を超えて家族の歴史をつなげる大切な記録です。物の相続の準備と並んで、想いの継承にも目を向けていただけたらと願っております。

相続には「2つの側面」がございます

物の相続
  • 財産・不動産・預貯金
  • 名義変更・登記・相続税
  • 手続きは専門家と連携します

※登記=司法書士/税=税理士の領域

心の相続
  • ご先祖様の生き方・家訓
  • ご家族への想い・絆
  • 家系図で未来へ遺します

※家系図作成=斉家がお手伝いします

「心の相続」という考え方

「心の相続」とは、財産だけでなく、ご先祖様の生き方や家訓、ご家族への愛情を次の世代へ手渡すことでございます。形に残らないものだからこそ、意識して言葉や記録にしておくことに意味があるのです。

家系図は、その心の相続を支える一つの形でございます。ご先祖様のお名前と歩みが一枚に整うことで、ご家族が自らのルーツを知り、誇りを持って未来へ歩んでいく支えとなります。

家系の腰骨を立てるということ

斉家には「家系の腰骨を立てる」という大切にしている言葉がございます。ご自身がどこから来たのかを知ることは、人生の根幹・姿勢を正すことにつながる、という想いを込めた表現でございます。

単なる書類づくりではなく、ご家族の生き方の土台を整えるお手伝い。それが、私たちが家系図作成を通じて目指していることでございます。

まず何から?家系図と戸籍で全体像を見える化する手順

ご家族の全体像を整えるには、家系図と戸籍を手がかりにするのが分かりやすい方法でございます。戸籍をたどることで、ご親族の関係が一つずつ明らかになっていきます。難しく考えず、できるところから始めていただければと思います。

つなぎ文:斉家がお手伝いできる範囲と、専門家にお任せする範囲を整理いたしました。

家系図と戸籍で全体像を見える化する3ステップ

1
戸籍の取得代行
委任状にもとづき必要な戸籍を代理請求
斉家
2
家系図へ整える
戸籍をもとに家系図を作成・家宝の形に
斉家
3
専門家をご紹介
登記・税が必要なら信頼できる先生へ
司法書士・税理士

手順1:委任状にもとづく戸籍の取得代行

家系図づくりの土台は、戸籍を集めることから始まります。除籍謄本(じょせきとうほん)とは、その戸籍に記載されていた方が全員いなくなった戸籍のことで、古いものほど取得や解読に手間がかかります。

斉家では、お客様の委任状にもとづき、必要な戸籍の取得を代理で行います。変体仮名(へんたいがな)という昔の崩し字で書かれた古い戸籍も、丁寧に読み解いてまいります。お一人で抱え込まず、お任せいただける部分でございます。

手順2:戸籍から家系図へ整える

集めた戸籍をもとに、ご家系を一枚の家系図へと整えてまいります。ご先祖様のお名前、続柄、歩みが整理され、ご家族で共有できる形になります。

額縁や和本など、家宝として末永く残せる形でお仕立てすることもできます。完成した家系図を囲んで、ご家族で語らう時間こそ、心の相続の第一歩になるのではないでしょうか。

手順3:登記・税が必要なときは専門家をご紹介

家系図と戸籍でご家族の全体像が整いましたら、相続登記や相続税といった手続きが必要になる場面も出てまいります。これらは司法書士の先生・税理士の先生の専門領域でございます。

斉家は、ご相談に応じて信頼できる専門家の先生をご紹介いたします。戸籍の集め方や家系の整理については「相続で家系図と戸籍が役立つ場面」、終活全体の進め方は「終活と家系図」でも詳しくご案内しております。

よくあるご質問

相続の備えと家系図について、お客様からよくいただくご質問をまとめました。

株が上がっている今、相続の準備は何から始めればよいですか?

まずはご家族で現状を把握することから始めると安心です。どなたが何を受け継ぐのか、ご家族の全体像を家系図と戸籍で見える化しておくと、その後の手続きも落ち着いて進められます。相続税の計算は税理士の先生、登記は司法書士の先生の領域となりますので、必要に応じて専門家と連携いたします。

家族会議では何を話しておけばよいでしょうか?

どなたがどの財産を受け継ぐかという希望や、ご先祖様から受け継いできた想いなどを、無理のない範囲で話しておくと安心です。話しにくい話題だからこそ、家系図を囲みながらご先祖様の歩みを振り返ることが、自然な会話のきっかけになることがございます。

家系図は相続にどのように役立ちますか?

家系図は、ご親族の関係を一目で把握できる手がかりとなります。相続では誰が関係するのかを整理する必要がございますので、戸籍をたどって家系を見える化しておくと、ご家族の全体像をつかみやすくなります。なお、相続手続きそのものは専門の先生方と連携して進めます。

戸籍集めは自分でしなければなりませんか?

ご自身で集めることもできますが、古い戸籍は文字の解読や請求先の確認に手間がかかることがございます。斉家では、お客様の委任状にもとづき、必要な戸籍の取得を代理で行う取得代行を承っております。お一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

相続登記や相続税の相談も斉家にできますか?

相続登記は司法書士の先生、相続税は税理士の先生の専門領域でございます。斉家は行政書士として家系図作成と戸籍の取得代行を担い、登記や税が必要な場面では、信頼できる専門家の先生をご紹介いたします。窓口として、安心して進められるようお手伝いいたします。

おわりに

株高や制度改正が重なる今は、ご家族で相続の備えを見つめ直す良い機会でございます。とはいえ、急いで手続きから入る必要はございません。まずは家系図と戸籍で、ご家族の全体像をやさしく見える化することから始めていただければと思います。

財産という物の相続だけでなく、ご先祖様の想いを受け継ぐ「心の相続」にも、どうか目を向けてみてください。家系の腰骨を立てる一冊が、ご家族の未来を照らす支えになることを願っております。

末永くご家族の記憶を大切に残していただけるよう、斉家は納品後も寄り添ってまいります。ご関心がございましたら、お気軽にお問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。どんな小さな疑問にもお答えしながら進めてまいります。

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代表 行政書士 岡田俊介
代表 行政書士 岡田 俊介
東京都行政書士会 文京支部(登録番号 16080162)

東京・文京区生まれの行政書士。母を亡くした経験から家系図づくりを志し、2016年に家系図作成専門の事務所として独立。「先祖を知ることは、家系の腰骨を立てること」を信念に、戸籍調査から現地・文献調査まで一貫してお手伝いします。

  • 行政書士法に基づく守秘義務を遵守
  • 委任状による戸籍の代理請求に対応
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